不器用なココロ
~夢亜side~


トカ、話してるうちに、もぅ学校だぁ。


もっと、怜くんと一緒に喋りたかった…、って、


いけない、いけない…。


てか、怜くん…、顏赤かったな…。


「おっはよー。ゆめあ。ん?なんかいいことあった?」

この子は、小学校からの、親友の持田杏。

頭がいいんだ。

まぁ、腐れ縁ってかんじ?

「別に…。」


「うっそー。絶対なんかあるよ!その顔!にやけてるよ(笑)」

えっ///

やっぱ、杏は、何でもわかっちゃうんだね。

あたしは、朝あったことのすべてを話した。

「それだけ?」

えっ///

「えっ、これがすごく楽しくて、もぅ…///」

なんか、話してるだけで、いい感じかも。

「ゆめあ…、あんた、気づいて無いの?」

え?

なにが?

「まぁ、きょうの放課後、家きてよっ。」


「あそぶの?」

杏と遊ぶのは、久しぶりだ。

「ん…、まぁ、そんな感じ?」

そして、杏が、にやりと笑みを浮かべた。

「?」

まぁ、いいや。

「じゃぁ、また、放課後!」

「ばいばい」
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