大好きなキミ
大好きなキミ
「隼人くん!」


「お、早いな!」


キミはいつも笑顔で迎えてくれる。


「うんっ!だって早く逢いたかったもん!」


恥ずかしいかもしれないけどコレが本音。


「ははっ、まぁ入れよ?」


あたし、佐倉美沙高校2年生。


隼人くんはあたしの彼氏で2つ上なんだ。


「うんっ!おじゃましまーす!」


今は隼人くんの家に来ている。


と言っても隼人くんは一人暮らし。


部屋はやっぱり黒で統一されててシンプル。


一見隼人くんは大雑把に見えるけど綺麗好き。


「隼人くん、仕事は大丈夫なの?」


隼人くんは高校を卒業した後すぐに働きに出た。


なんでも東京に行ってやりたいことがあるんだと言う。


「おう!たまには休暇ぐらいとらねーと体もたねぇし!」


本当は仕事きついはずなのに笑顔で話してくれる隼人くん。


そんなところが大好きなんだ。
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