大好きなキミ
「そうだよねっ!ムリはだめだよ~!」


「わぁーってるって!安心して?」


満面の笑みであたしの頭をなでながら言う隼人くん。


あぁ、あたし今すっごい幸せだっ!


でもそんな幸せはいつまでも続かなかった。


神様、ひどいよ…


ある日の昼下がり、事件は起きた。


「美沙ーっ!大変大変!隼人さんが!!」


教室でみんなと一緒に話してる時のことだった。


「え、なに!?隼人くんがどうしたの!?」


「綺麗な女の人と歩いてたんだって!」


女の人…?歩く…?


だって今は仕事中のはずじゃ…っ!


「み、見間違いだよ?隼人くん今仕事中だし」
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