大好きなキミ
「うっ…信じてたっのにぃ…!」


涙でうまく喋れない。


隼人くん、あたし信じれないよ…


大好きなのに…大好きだからこそっ


信じてた分の裏切りはショックだよ…


「隼人くっ…!!」


~~♪~♪~~~♪


この着メロは隼人くんだ…


早く出れるように着メロ変えたんだっけ…


「…っ!今頃遅いよっ!ばかっ!」


携帯に文句を言って切る。


~~♪~♪~~~♪


まただ…もうっ何回すればっ!!


あたしはまた強制的に電話を切ると電源をおとした。


「ばかばかっ!隼人のばかやろ~っ!!」


言い訳なんかいらないよ…っ


だってあれは真実なんでしょう?


「うっ…うぅ…」


あたしは声を上げて泣きながら家へと帰った。


どっちみちあのまま学校にいてもサボるだけだ。


「隼人のばぁ~っか!!」


「おいおい、それはないだろ?」


この声、どっかで聞いた事ある…。
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