大好きなキミ
「ありがと…」


しばらくして落ち着きを取り戻したあたし。


「いーえっ!こんなんでよければいつでもやってやるぜ?」


朔はそう言うと意地悪く笑った。


「あ、携帯…電源切ったままだ…」


何かあっては嫌だと想い電源を入れる。


新着メール24件…


って、24って多くない!?


着信件数は17回。


じ、尋常じゃないよね…


メールを見るとほとんどは隼人くんから。


「電話でて」


「本当にごめん」


「話聞いて」


「悪かった」


「大好きだよ」


「ごめんな?」


…………………っ!


隼人くんっ…こんなにもメール…


普段メールをしない隼人くん。


理由を聞いてみると


「え、メール?だって打つのめんどくさいじゃん!よほどの事がない限りメールはしねぇよ!」


って言ってたくせに…

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