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 「…愛華?」

表彰式…。

あたしは表彰台には立てなかった。

表彰台にあったのは…。

 『準優勝 中島・大庭』

あの2人の姿だった。

凛とした2人の表情。

泣きはらしたあたしとは正反対で…。

 「惨めだった…。」

隣に立っていた日花梨先輩の悔しそうな顔は忘れられない。

 「…なんであたしじゃないの?
  あたしじゃダメなの?」

神様は不公平だ。

なんで?

どうして?

誰よりも努力して

誰よりもテニスが好きで…
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