enjoying!
「それじゃダメなの…?」
ジュニアの時からずっとそう。
本当は結果なんてどうでもよかった。
周りに目を向けていくうちに上手くなりたいとか思うようになった。
ただ好きでやっていたテニスがいつの間にかあたしの一部になっていた。
結果を見せてほしい。
期待してる。
そんな言葉を背負ってやってきた。
ジュニアの頃から全国いってる子達は皆そうだってわかってる。
いつだって結果を求められる。
でも…。
「…次頑張ればいい。
どんなにボロボロになっても
愛華は愛華だから。」
蓮は優しすぎるんだ。
あたしはそんな蓮がいるからって安心していつも甘えてしまう。