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本部の前に対戦表が貼ってあった。
海葉は2戦目も2-0で勝っていた。
次の試合に勝てば決勝トーナメント進出だ。
「へぇ…。
女子はいいペースで試合やってる
ね。」
あたしは無言で頷く。
ケースから対戦表とペンを取り出して、そこに情報を書き込む。
「これの見方ってどう見るんですか
?」
「ああ…これはね…」
先輩が優奈に対戦表の見方を教えている。
…あれ?
コレって…。
「先輩、ラッキーですよ。」
「え?何が?」
あたしは日花梨先輩にそのことを教えた。
「マジか。
ラッキーだね…。」
あたし達と個人戦で当たる予定のペアが所属している学校の試合がこれから全て見れるということだった。
どの学校も順調に勝っている。