enjoying!

 「2人で分担して試合見に行きま
  しょうよ。」

 「ok。」

優奈はあたしについてくるみたいだ。

 「テニスって大変だね。」

 「え?
  そうかな…。」

大変だと思ったことはない。

テニスを7.8年やってるけど、今までやめようなんて思ったこともない。

 「だって、頭も使うし。
  いっぱい走るし…。」

 「そうだね。
  …でも、それが楽しいんじゃない?」

あたしは日々、テニスの楽しさを追求しているのかもしれない。

 「…あれ?
  桃林ってマネージャーいたっけ?」

 「あ。中島さん。」

あたしは頭を小さく下げる。

 「違う違う。
  愛華の友達。」

 「崎本優奈です。」


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