enjoying!

簡単な挑発だ。

そんなのには乗らない。

我慢だ。

 「どうせマックとかミスドだろ?」

オレが溜め息混じりに言うと、笹嶋はクスクスと笑い出した。

 『残念。
  もうちょっと大人な考えしてみよ
  うか。
  …例えば、俺の家。とかね。』

笹嶋の家…?

おうちデートですか、この野郎。

ああ、もうコレだめだわ。

オレ、完全キレたわ。

我慢とかもする意味さえ見失った。

 「わかった。
  3時までには見つけ出すからな。」

 『おー。やるな。
  てか、なんで3時まで?』

んなモン決まってるだろ。

 「部活始まっちゃうだろうが!」
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