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…航希君になら打ち明けてもいいかもしれない。

そう思った。

 「…あのさ、やっぱさっきの言葉
  訂正する。
  愛華、鈍感すぎ。
  マジそれは色んな意味でヤバい。」

う。

グサッときた。

 「ひどくないですか、それ…。」

 「ひどいのはどっちだよ。」

軽く肘でつつかれる。

 「そんなの…。」

うつむいたあたしを見て、航希君が深い溜め息をついた。

 「わかった。
  お兄さんが君達に救いの手を差し
  伸べてあげよう。」

 「なんですか、その言い方っ。」

 「ほら。ケータイ貸して。」

え?なんで?

 「何するんですか?」

 「城田歩斗…っと。」
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