極上スマイル☆
「誰を見てこんな笑顔すんだろーねー。すごい愛しそうな顔…」


せつなそうな顔


最初は怖いって思った川崎


だけど今は怖いというよりか

雄大に似ている…そう思ってしまった


「愛しそうな顔か…」


あたしそんな顔をしたっけな…


―――――

帰り道…

雄大が忘れ物をしたからと教室に戻っている間


あたしは一人下駄箱に


「高岡っ」


「川崎…くん」


「一緒に帰らない?」


「……帰らないよ」

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