極上スマイル☆
「ねぇ…高岡。」


なにか胸騒ぎがする


だからあえて答えなかった


「高岡って…朱葉でしょ?」


時が止まった気がした


誰にも気付かれるハズがないと思ってた


なのに…

この人は意図も簡単に当ててしまったのだ


「なん…のこと…」


「なんで隠すの?左手のほくろと笑顔…まんま高岡じゃん」


「違う……って…」


「なんでそんな泣きそうな顔すんだよ」


「別にして…ない」


「なんで俺が気付いたかわかる?」


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