誤字脱字矯正ギブス


俺は、腹の中では、実力だぜと思いながらもそういうコメントにしようと思った。




誤字脱字矯正ギブスは、五日ほどで小さな段ボールに入って届いた。




俺は、急いで段ボールを開けた。




そこには、ノビールモップらしき物と誤字脱字矯正ギブスが入っていた。




誤字脱字矯正ギブスは、白い腰などに巻くコルセットかサポーターに似ていたが、それを腕に巻いてマジックテープで留めるだけで良い物らしかった。




着けてみると、ギブスと言うよりサポーターに近かった。




なんて、簡単なんだと俺は、現代の科学技術の進歩に感謝した。




故手塚治虫先生もここまで科学技術が進歩するとは、さすがに想像出来なかっただろうと思えた。




俺は、早速右腕にそれを着けてみた。




説明書によるとかなり強めに締めるように書いてあったのでマジックテープで少し腕が痛くなるくらいに調整した。




何だか腕に安定感が増し指先に力がみなぎるような気がした。




俺は、早速メールを打って見ようと思った。



昔フラれた女の子だった。




『今、どうしてるかな?
俺は、元気だよ。』



何て事だ全く誤字脱字がなかった。




女の子からの返信は、なかったがきっと誤字脱字がないのにびっくりして感動してるのだろうと俺は思った。


< 3 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop