誤字脱字矯正ギブス
俺は、しばらくしてもう一度その女の子にメールした。
『俺は、お前の事が好きだよ。
愛してるよ。』
なんて事だ!またも誤字脱字がなかった。
彼女は、これを見て今頃あまりの感動と俺への愛情から腰を抜かしてるのでは、ないかと容易に想像が出来た。
俺は、少しだけ腕の痺れを覚えたがそれも誤字脱字矯正ギブスのお陰だと思った。
当然、身体に変化がない訳がなかった。
身体に変化があるという事は、誤字脱字矯正ギブスがやはり、本物だと証明された事だと思った。
俺は、とうとう手に入れたのだと思った。
来年の携帯小説大賞は、俺の物になるだろうと確信した。
いやいや、携帯小説大賞なんて物を飛び越えて芥川賞そして日本人三人目のノーベル文学賞を取れるはずだと思った。
村上春樹さんに少しだけ悪い気がしたが仕方なかった。
どんな世界も実力なのだ。
俺は、ノーベル文学賞の時には、英語でスピーチするか少しだけ悩んだがサンキューだけ言えば大丈夫だろうと思った。
世界のキタヤマと言われるのかと思うと背筋が伸びた。
これからは、なるべく周りに恥ずかくない行動をしょうと思った。
大好きなAVも少しだけ控え目にしょうと思った。