続・俺様王子の初恋
──────────バキッ
「 考え直せ! 」
「 ・・・・ッてぇ 」
「 今まで散々、自由にさせて
やっただろう!? 」
自分のことで手いっぱいで
俺が志望校を変えたことに
気付かなかっただけのくせに。
「 ・・・・・離せ 」
胸倉を掴んでいた親父の腕を
掴み、グッと力を入れる。
殴られた頬がジンジン痛む中
俺は親父を睨み上げた。
「 ・・・・・何が、自由だよ 」
俺は全然、自由じゃねぇ。