続・俺様王子の初恋





「 いいよ、別に 」





言いながら葵の背中に
腕を回すと、葵は更に
腕の力を強くした。








「 私、泰雅が大好き・・! 」


「 ん、知ってる 」


「 好きで、だから・・・ 」






珍しい。と思いつつ
一週間近く離れていたから
寂しかったのかと思っていた。
返事をしながら葵の頭を撫で、
自然と頬が緩むのを堪えていた。











「 もう・・・離れていかないで・・ 」






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