続・俺様王子の初恋





泣きながらもずっと
”寂しかった”
”会いたかった”
”大好き”
そう言う葵が可愛くて
何度も何度もキスを落としながら
意思が揺らぐのを感じた。










───────────・・言う、か。







言えば葵はもっと泣いて
けどもう我侭は言わないだろう。







俺の将来のため、
”俺のため”に
葵はきっと我慢する。









・・・・・・・・・多分、きっと。








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