続・俺様王子の初恋










「 ありますよ 」






”当たり前じゃないですか”と
俺の指に指を絡ませて、
強く握った。







「 ・・・・うん、俺も 」


「 ・・・え? 」


「 葵以外、眼中にねぇ・・・ 」







うるさい心臓の音が
葵に聞こえていないか心配だった。







けどそれ以上に、”この先”を
考えると、そんなことは
どうでもよくなっていた。








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