続・俺様王子の初恋





「 ・・・・よくはないけど
  少しだけ安心した 」





苦しいくらい、強く抱きしめ
られてるのに、嫌じゃなくて。





「 それから、学校に行かないで
  遠い高校を探して、勉強して
  ・・・あれからは、誰にも会ってないです 」








首筋を伝うのは、先輩の涙だった。
”嫌われる”そう思って絶対に
話したくなかったのに、






「 ・・・・葵、好きだよ 」






話し終わってすぐに、先輩が
優しいキスをしてくれるから






「 ・・・・・・・・ッせんぱ、・・ 」






不安はすぐに、先輩によって
かき消された。








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