アイツは私の初彼氏 ~ホワイトデー編~
用意の出来た私は、克幸と連絡をとって玄関前で待ち合わせる事になった。
隣同士ってのは、こういう時が楽だな!
「……」
玄関のドアを開けて出てきた私をみた克幸は、驚いた顔で私を凝視した。
「また姉ちゃん達に捕まったのか?」
さすが幼なじみ、状況を把握してる。
「うん、ごめん」
今日の私は制服以外ではく事のないスカート着用。
かろうじて靴はヒールなし。
しかしメイクはばっちりされてる状態だ。
「どこ行くのか分かんないけど、この格好だと困るなら着替えてくるからさ」
私は苦笑いでそう言った。