シロクロ
『ねぇ、レンくん、リンちゃん。目瞑っ てくれる?』
2人は、意味が分からないようだったが 従ってくれた。
俺は、2人が目を瞑ったのを確認してか ら、首に掛けていたタオルを頭に巻い た。
『2人とも目を開けていいよ』
2人は、目を開けた後びっくりした顔を していた。
『秋さん!どこに隠れてたんです か!?』
レンが目を丸くして俺に聞いた。
『どこにも隠れてないよ。ボクは、1ヶ 月前からキミ達と一緒にいたよ』
そう言って、俺は、タオルを取った。 2人はまたびっくりした顔をしていた。
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