シロクロ
『ただし、罰を与えよう。さっき言った 事をアキで言いなさい。理事長の所は、 もちろんおとうさんに変えて』
最悪だ。
楽しんでるだろ親父。
『おとうさん、ごめんなさい。体育倉庫 のドア壊しちゃったの』
俺は、泣き出しそうな顔を作り言った。
『大丈夫だよ。アキ』
親父は、俺を抱きしめて言った。
『もう暗くなるからお部屋に帰りなさ い』
親父は、俺の頭を撫でて言った。
『ナツ。アキを頼んだぞ』
そう言うと、親父は、俺から離れた。 そして、俺等は、部屋に戻った。
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