シロクロ
『・・・デカっ!!』
俺の目の前には、想像を遥かに超えるも のすごく大きな建物が幾つも建ってい た。
『ですよね。僕も初めて来た時には、驚 きました』
車から降りた春樹兄は、俺の知ってる春 樹兄ではなく、この学校で過ごした時の ハル兄だった。
『・・・えっ!?ハル兄ちゃん、なんで 敬語?』
すると、春樹兄は、゙あぁ~゙って顔をし た。
『すみません。ここに来るとついこの口 調になってしまう見たいです。では、理 事長室まで案内しますよ。アキくん』
春樹兄は、゙こっちですよ゙と笑いなが ら、手招きした。
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