シロクロ
・・・ 沈黙が続いた。
『・・・じゃあ、これから、学校の説明 をします』
沈黙を破ったのは、親父だった。
『ここは、俺が、スカウトした人しか入 れない学校だ。どうせ、後で分かること だから、言うけど、DOOlにいた連中も、 何人か入っている。学校内では、多少の 人にバレてもしょうがないと思ってる が、校外の生徒には、絶対にバレるな』
スカウト!! なんかすげぇ所に来てしまったようだ。
てかバレていいんだったら、こんな格好 しなくて良かったのに・・・
『バレていい言ったからって、極力バレ ないようにしろよ』
親父が真面目な顔をして言った。
『分かった』
そう言うと、親父は、安心するかのよう に笑った。
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