シロクロ
バーン!! ・・・
いきなり大きな音がして、ドアが勢いよ く開いた。
『ハァ・・・ハァ・・・親父。アキが 入って来るって言うのは本当か』
夏輝兄が息をきらしながら入ってきた。
『学校で、親父つぅなって言ってるだ ろ』
親父は、夏輝兄に水を私ながら言った。
『・・・ふぁ~、あれっ?君誰?俺、寮 長してる、藤原ナツっです。よろしく ね』
夏輝兄は、水を飲んだ後、右手を出して 言った。
・・・気付いてないのか?
俺は、親父にやったのと同様に夏輝兄に 言った。 『ナツ兄ちゃん』
すると、夏輝兄は、ビックリしたような 顔をして言った。
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