シロクロ
俺達は、501室に行った。 なかに入ると、いい匂いが広がってい た。
『コウタ、いるのか?』
夏輝兄が、クツを脱いで部屋に入りなが ら言った。
『はーい』
リビングの方から、前掛け姿のコウタが 手を吹きながら出て来た。
『遅くなると思ったんで、夕食を作って ました。先輩達の分も作ったんで、食べ て行って下さい』
コウタは、そう言うとリビングの奥にあ るキッチンの方へ行った。
『じゃあ、先に荷物を部屋に置きに行く か』
夏輝兄は、そう言うと、クツを脱いだ時 に置いた荷物を取って俺の部屋に向っ た。
ー数分後ー 荷物を置き終わった後、俺達は、コウタ の待つリビングに戻った。
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