シロクロ
『藤原ってゆうんか、ワイは、黒瀬慎哉 (くろせしんや) てゆうんや、ワイのことシンってよんで な』
関西弁の男シンは、コウタと俺が仲いい と思ったのか、急に優しい表情をして 言った。
『よろしくね、シンくん』
俺は営業スマイルでシンに言った。
『シンばっかず~る~い!!アキくん、 オレ、工藤蓮(くどうれん)よろしくね♪』
シンの横にいた男レンが、オレの目の前 に来て手を差し出した。
『よろしくね、レンくん』
俺は、シン同様にレンに言ったあと、レ ンと握手した。
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