シロクロ
今この状況から抜け出すには、この方法 しか思いつかなかった。
『コウタくん。なんか前髪あげるの持っ てない?』
コウタは、首を傾げながらポケットを 探っていた。
そして、制服の内ポケットからワックス をだした。
『連くんのだけど大丈夫かな?』
と言って俺にワックスを渡した。
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