シロクロ
『ボクが借りたっていうから大丈夫だ よ』
とコウタを不安にさせないように笑顔で 言って、手にまんべんなく、ワックスを つけて前髪をあげて、ついでに髪型も整 えた。
俺は、外の様子をみるために、体育倉庫 についている小さな窓をそっと開けた。
外には、さっきの男達ともう一人みたこ とのある顔の男がいた。
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