シロクロ
『たしか、閉じこめたのは、一年の藤原 アキと鈴木幸太のはずです。下っ端の奴 らの勘違いとはいえすみませんでした。 』
芹沢は、少しからだを震わせながら俺に 詫びた。
『なんで、二人を閉じこめようと思った んだ?』
俺はポンと芹沢の肩を叩いた。
『最近dollの皆さんが入学して来られたと 知り、陰ながら学校生活で不自由な思い をしないようにと応援しておりました 所、2人がdollに近づいていると知り、何 か思惑があるのかと思い、行動を起こさ ないうちに懲らしめようと思い計画しま した』
芹沢は、頭をあげ少し汗を垂らしながら 言った。
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