シロクロ
『ありがとうね、コウタくん』
そう言って俺は、麦茶を貰って飲んだ。
『そろそろアイツ等呼ばないとな、みん な黙ってろよ』
俺は唇の前に人差し指をだして言った。
そして、ポケットから、ケータイを取り 出して、電話をかけた。
『・・・もしもし連くん?ボク、コウタ くんを探してて、迷子になったの・・・ うん大丈夫。寮長さんがね、声をかけて くれてね、お部屋に来れたから、シンく ん達から、探してくれてるって聞いて電 話したの・・・うん。待ってるから早く きてね』
そういい終わると俺は電話を切った。
『・・・お前、ようやんなぁ』
3人がちょっと引きぎみでおれの方を見 た。
『寮長の名前だしていいのか?』
ナルミが心配そうに俺みていた。
『大丈夫ですよ。だってお兄さんですも んね』
コウタが笑顔で俺に言った。
俺は、¨こいつ、意外とブラックなやつな んじゃないか¨と俺は思った。
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