先輩と後輩の恋愛事情
「桜井、昼飯食いに行くぞ」
「え?」
「ほら、さっさと準備しろ」
「わわっ」
昼になり、いつも通り女の子たちとご飯を食べようと準備していたら、隣から紀田くんが現れ、どこに行くかもわからず教室から連れ出されてしまった。
そして着いた場所は…。
「屋上…」
「誰もいねぇし、丁度いいだろ」
そう言って紀田くんは影になってる場所に座った。
えっと…。
一応私も行った方がいいのかな…?
と迷っていると、紀田くんが「ここに座れ」みたいな、地面に手を叩いていた。
仕方なく、そこに座る。
「じゃ、食うか」
弁当を広げる紀田くんを見て、私もお弁当をひろげた。
もしかして私…これからずっと紀田くんと屋上で昼ごはん食べるのかな…。