先輩と後輩の恋愛事情
二学期
あれからゴロゴロと半分の夏休みを友達と家で過ごした。
そして、高校初めての2学期が始まった。
佳と一緒に学校に向かう。
「あ〜、もう2学期か〜
もうちょっとゴロゴロしてたかった〜」
「してたかったって、もう十分ゴロゴロしたんじゃないの?」
プププと笑いながら歩く。
「そうだけど〜…」
私はほっぺをプクーと膨らませる。
佳はハハハと笑って優しく頭を撫でてくれた。
顔が熱くなる。
「どうしたの、実梨?」
「な、何でもない!」
そう言って下を向むく。
自分の赤くなった顔を見られるのが恥ずかしかった。
まだ私たち、続けれるのかな…?