強引な次期社長の熱烈プロポーズ
5.渦巻く感情
*
柳瀬から電話がきて百合香は駅に向かってた道を引き返す。
さっき綾と別れて、ちょうど柳瀬に電話をしなくちゃと考えていたから動揺したけど、それよりもやっぱり嬉しくなった。
(あれ…けど、こんな時間に連絡がきたっていうことは、江川さんといたことは恐らく間違いない筈なのに。
どうして迎えにこれるんだろう。
もしかして、自惚れた考えが当たっているなら、私の為に江川さんとの付き合いを断ってお酒を控えたのかな。)
百合香は大通りに出てビルの壁によしかかると柳瀬の車を探した。
(どっちから来るかな。もしまたあの居酒屋からなら右から来るはず…)
5月とはいえ夜はまだまだ冷える。
しかし百合香の体は寒さを感じるよりも、むしろ火照った感じがしていた。
お酒を少し飲んだせい。
それと、これから彼に会うことを考えたせい。
柳瀬から電話がきて百合香は駅に向かってた道を引き返す。
さっき綾と別れて、ちょうど柳瀬に電話をしなくちゃと考えていたから動揺したけど、それよりもやっぱり嬉しくなった。
(あれ…けど、こんな時間に連絡がきたっていうことは、江川さんといたことは恐らく間違いない筈なのに。
どうして迎えにこれるんだろう。
もしかして、自惚れた考えが当たっているなら、私の為に江川さんとの付き合いを断ってお酒を控えたのかな。)
百合香は大通りに出てビルの壁によしかかると柳瀬の車を探した。
(どっちから来るかな。もしまたあの居酒屋からなら右から来るはず…)
5月とはいえ夜はまだまだ冷える。
しかし百合香の体は寒さを感じるよりも、むしろ火照った感じがしていた。
お酒を少し飲んだせい。
それと、これから彼に会うことを考えたせい。