強引な次期社長の熱烈プロポーズ
「そんな瞳をされたら、めちゃくちゃにしたくなるっ…」
再び唇を重ね合うと、口内をするりと舌が入り込んで絡ませあう。
激しいキスに集中していいのか、優しく撫でられる手に集中していいのか、頭の中が空っぽになっていく。
しゅるっと布擦れの音が静かな部屋に聞こえるのは百合香の着ていた部屋着。それは柳瀬から借りたもの―――――
百合香は恥ずかしさのあまり、両手で顔を覆った。
その手を掴まれ少しずらされると柳瀬の顔が指の間の隙間から見えた。
「どうして隠すの」
「やっ…は、恥ずかしいから…」
「だめ。ちゃんと見せて。俺を見て。」
ゆっくり顔から手を下ろされたら、本当に本当に目の前の柳瀬の整った顔も、濡れた髪も、リビングから漏れる光に浮き出た首筋も、鎖骨の先から伸びている引き締まった腕も·····全てが色っぽくて、女である自分の方が変な気持ちになってきてしまう。
「百合香」
「····はい」
「愛してる」
(何回きゅうっとすれば収まるの、私の心臓!!
もうどうにかなってしまう·····)
再び唇を重ね合うと、口内をするりと舌が入り込んで絡ませあう。
激しいキスに集中していいのか、優しく撫でられる手に集中していいのか、頭の中が空っぽになっていく。
しゅるっと布擦れの音が静かな部屋に聞こえるのは百合香の着ていた部屋着。それは柳瀬から借りたもの―――――
百合香は恥ずかしさのあまり、両手で顔を覆った。
その手を掴まれ少しずらされると柳瀬の顔が指の間の隙間から見えた。
「どうして隠すの」
「やっ…は、恥ずかしいから…」
「だめ。ちゃんと見せて。俺を見て。」
ゆっくり顔から手を下ろされたら、本当に本当に目の前の柳瀬の整った顔も、濡れた髪も、リビングから漏れる光に浮き出た首筋も、鎖骨の先から伸びている引き締まった腕も·····全てが色っぽくて、女である自分の方が変な気持ちになってきてしまう。
「百合香」
「····はい」
「愛してる」
(何回きゅうっとすれば収まるの、私の心臓!!
もうどうにかなってしまう·····)