強引な次期社長の熱烈プロポーズ
角を曲がったコンビニに入り雑誌を手に取る。
そんなに時間も掛からないと思って10分経つ前にコンビニを出た。
元来た道を戻り角を曲がる。
遠目だが、ちょうど智さんが裏口から出てきたのが見えた。
駆け寄りたいのを我慢してかなり後方を歩く。
すると反対側の歩道から小走りで柳瀬に近づいてくる人が見えた。
暗いけどすぐに誰だかわかった。
パンツスーツに身を包み、長いウェーブがかった髪を揺らしながら駆け寄ってくる人はオーシャンの阿部美雪。
笑顔で柳瀬の前に立つ美雪は、偶然なんかじゃない。
百合香はそう確信すると、慌てて背を向けまた近くの角を曲がり、身を潜めた。
二人のことを気にしながら。
そんなに時間も掛からないと思って10分経つ前にコンビニを出た。
元来た道を戻り角を曲がる。
遠目だが、ちょうど智さんが裏口から出てきたのが見えた。
駆け寄りたいのを我慢してかなり後方を歩く。
すると反対側の歩道から小走りで柳瀬に近づいてくる人が見えた。
暗いけどすぐに誰だかわかった。
パンツスーツに身を包み、長いウェーブがかった髪を揺らしながら駆け寄ってくる人はオーシャンの阿部美雪。
笑顔で柳瀬の前に立つ美雪は、偶然なんかじゃない。
百合香はそう確信すると、慌てて背を向けまた近くの角を曲がり、身を潜めた。
二人のことを気にしながら。