強引な次期社長の熱烈プロポーズ
『お前今どこ?』
「はあ…こっちが聞きたい。なんで百合香と?いつから?」
気づけば柄にもなく質問攻めしていた。
相手は江川だ。別にやましいことなんかないだろう。だけど理性に逆らって溢れ出す嫉妬と言う名の感情はどうしようもない。
自分でもいい歳して何をしてるのかと思う。
呆れて自嘲してしまう位に滑稽だとも思ってる。
それでも俺は、彼女から自由を奪ってしまいそうな程に嫉妬に狂って親友までにも問いただしている。
彼女が今、誰と、何処で、何をして。その瞳は今誰を映しているのか。
想像しただけで黙っていられない。
『彼女は預かった!』
「は?」
『返して欲しかったら5分以内に4丁目交差点にこい』
「ふざけんな」
プツッ、ツーツー…
(何を言ってるんだ、あのバカは。)
けど100パーセント無事だと言い切れないって思う俺は親友失格かもしれない。
あと5分。
そう指定した場所は柳瀬の位置から普通に歩けば10分程かかるだろう。
4丁目まで柳瀬は走って行く。
「はあ…こっちが聞きたい。なんで百合香と?いつから?」
気づけば柄にもなく質問攻めしていた。
相手は江川だ。別にやましいことなんかないだろう。だけど理性に逆らって溢れ出す嫉妬と言う名の感情はどうしようもない。
自分でもいい歳して何をしてるのかと思う。
呆れて自嘲してしまう位に滑稽だとも思ってる。
それでも俺は、彼女から自由を奪ってしまいそうな程に嫉妬に狂って親友までにも問いただしている。
彼女が今、誰と、何処で、何をして。その瞳は今誰を映しているのか。
想像しただけで黙っていられない。
『彼女は預かった!』
「は?」
『返して欲しかったら5分以内に4丁目交差点にこい』
「ふざけんな」
プツッ、ツーツー…
(何を言ってるんだ、あのバカは。)
けど100パーセント無事だと言い切れないって思う俺は親友失格かもしれない。
あと5分。
そう指定した場所は柳瀬の位置から普通に歩けば10分程かかるだろう。
4丁目まで柳瀬は走って行く。