強引な次期社長の熱烈プロポーズ
*
「では、明日9時の新幹線で。」
「よろしくお願いいたします。楽しみにしています」
金山と明日の確認をして柳瀬と金山、笹森とは店の前で別れた。
美雪は柳瀬の横に立ったままである。
「柳瀬さん、真っ直ぐ帰ります?」
「ええ。帰って明日の準備をしますので」
「····わかりました。ではまた明日」
(意外にまたあっさり引き下がったな。明日から時間があると思ってなのか…)
柳瀬は疑問に思いながらも美雪に挨拶をして別れた。
帰路についた柳瀬は腕時計を見た。午後10時半過ぎ――百合香に連絡を入れるためポケットから携帯を出そうとした。
(あれ?)
柳瀬が違和感を感じると、いつもポケットに入れている万年筆がないことに気がついた。
先程の店で上着を脱いだ際に落とした可能性が高いと思った柳瀬は急いで来た道を戻った。
「では、明日9時の新幹線で。」
「よろしくお願いいたします。楽しみにしています」
金山と明日の確認をして柳瀬と金山、笹森とは店の前で別れた。
美雪は柳瀬の横に立ったままである。
「柳瀬さん、真っ直ぐ帰ります?」
「ええ。帰って明日の準備をしますので」
「····わかりました。ではまた明日」
(意外にまたあっさり引き下がったな。明日から時間があると思ってなのか…)
柳瀬は疑問に思いながらも美雪に挨拶をして別れた。
帰路についた柳瀬は腕時計を見た。午後10時半過ぎ――百合香に連絡を入れるためポケットから携帯を出そうとした。
(あれ?)
柳瀬が違和感を感じると、いつもポケットに入れている万年筆がないことに気がついた。
先程の店で上着を脱いだ際に落とした可能性が高いと思った柳瀬は急いで来た道を戻った。