強引な次期社長の熱烈プロポーズ
「何か急用ですか?神野さん」
「!!!」
柳瀬はその名前を聞いて、美雪の後ろへと足早に近付いた。
美雪の手の受話器を取り上げようとした時に、美雪に手をかわされ目と目が合う。
「代わって」
柳瀬は冷静な声色で美雪に言ってはいるが内心穏やかではなかった。
そんな柳瀬に怯むこともなく、美雪は言った。
「切られちゃいましたよ」
すると柳瀬は颯爽と出口へと向かった。
「待って!あなたが出ていくなら私が出ていきます。いく場所がないけどロビーで過ごしますから」
「あなたって人は…」
「柳瀬さんなら、冷酷にはなりきれないでしょう?」
「····明日は別のホテルにします」
「…ええ、構わないわ」
余裕の笑みを浮かべた美雪を柳瀬は一蹴出来ずにいる自分にも腹立たしさが湧き、ドサッと隅の椅子に腰を掛けた。
「!!!」
柳瀬はその名前を聞いて、美雪の後ろへと足早に近付いた。
美雪の手の受話器を取り上げようとした時に、美雪に手をかわされ目と目が合う。
「代わって」
柳瀬は冷静な声色で美雪に言ってはいるが内心穏やかではなかった。
そんな柳瀬に怯むこともなく、美雪は言った。
「切られちゃいましたよ」
すると柳瀬は颯爽と出口へと向かった。
「待って!あなたが出ていくなら私が出ていきます。いく場所がないけどロビーで過ごしますから」
「あなたって人は…」
「柳瀬さんなら、冷酷にはなりきれないでしょう?」
「····明日は別のホテルにします」
「…ええ、構わないわ」
余裕の笑みを浮かべた美雪を柳瀬は一蹴出来ずにいる自分にも腹立たしさが湧き、ドサッと隅の椅子に腰を掛けた。