強引な次期社長の熱烈プロポーズ
その後タクシーでオーシャン工場に到着した。
中には既に笹森が到着していて、柳瀬と美雪を待っていたようだ。

応接室に案内され、黒いソファに腰を沈めると、まもなく工場長が挨拶に来た。

改めて名刺交換をして、応接室にびっしりと並んだ昔の名品や宣伝ポスターなどを説明付きで案内してくれた後、工場長は笹森に後を任せてラインに戻って行った。


「今日お昼はお好み焼きが来ますから!」
「楽しみにしてます」


笹森は朝から元気だ。
昨夜は同期と盛り上がってリフレッシュ出来たのだろう。


「では早速行きましょうか」


笹森の言葉で3人は応接室を出た。


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