強引な次期社長の熱烈プロポーズ
第7章
*
「ん、んー…?」
「おはよう」
ぱちっと目が開く。
慌てて上にかかってる布団をひっぱりあげる。
「だいぶ疲れ溜まってたんだろ。今日はゆっくりしてて」
ベッドの脇に座って頭にキスを落とされる。
智さんはいつでも完璧で、もうスーツに身を包みネクタイもビシッと締めていた。
「また私…ごめんなさい」
もしも、毎日一緒にいられた時には、私いつもこんな風に起こされてるんじゃないかって思ってしまう。
私に出来ることなんて限られてるんだから、せめて朝の支度位はしなければって思ってるのに…
朝からまたしょんぼりした百合香に、柳瀬は小さな笑みを溢し、そっと抱き寄せた。
「寝てる君を起こす役もたまに悪くはないよ」
「たまにって…今のところ100%ですよ…」
「だってまだまだこの先続くだろ」
コツンとおでこをぶつけられて私はそこに手を当て頬を赤らめた。
相変わらず智さんの顔色は涼しくて、ちょっとその余裕を崩してみたくなった私は彼の頬にキスをする。
「!?」
「···」
「····俺を遅刻させたいの?」
はい。ごめんなさい。
もう少しだけ、私だけのあなたでいて。
「ん、んー…?」
「おはよう」
ぱちっと目が開く。
慌てて上にかかってる布団をひっぱりあげる。
「だいぶ疲れ溜まってたんだろ。今日はゆっくりしてて」
ベッドの脇に座って頭にキスを落とされる。
智さんはいつでも完璧で、もうスーツに身を包みネクタイもビシッと締めていた。
「また私…ごめんなさい」
もしも、毎日一緒にいられた時には、私いつもこんな風に起こされてるんじゃないかって思ってしまう。
私に出来ることなんて限られてるんだから、せめて朝の支度位はしなければって思ってるのに…
朝からまたしょんぼりした百合香に、柳瀬は小さな笑みを溢し、そっと抱き寄せた。
「寝てる君を起こす役もたまに悪くはないよ」
「たまにって…今のところ100%ですよ…」
「だってまだまだこの先続くだろ」
コツンとおでこをぶつけられて私はそこに手を当て頬を赤らめた。
相変わらず智さんの顔色は涼しくて、ちょっとその余裕を崩してみたくなった私は彼の頬にキスをする。
「!?」
「···」
「····俺を遅刻させたいの?」
はい。ごめんなさい。
もう少しだけ、私だけのあなたでいて。