強引な次期社長の熱烈プロポーズ
朝礼が終わると、今度は江川が話しかけてきた。
「おう。久しぶりー!」
「たった3日じゃな。久々感、感じないよ。お前だと特にな」
「その辛口健在だなー。どうだった?」
「ああ。充実してたよ。」
周りの社員やバイトはそれぞれ仕事に戻っている中で、そのまま2人は話し続けていた。
「今年もいいもの貰えたか?」
「···まぁな」
「お前のその万年筆も貫禄出てきてるなー」
柳瀬のYシャツのポケットに差している“桜”を指して江川が言った。
「お前それ、ずっと大事にしてたもんな」
「····」
「あ、そういやうちのやつが次の定休日前日にでも家に来てって言ってたわ」
「ああ、わかった」
(仕事が山積みなのにスタートダッシュが遅れた。
桜井と江川のせいで。)
そんなお節介な二人のことを考えながら階段を上る柳瀬はふっと小さく笑っていた。
「おう。久しぶりー!」
「たった3日じゃな。久々感、感じないよ。お前だと特にな」
「その辛口健在だなー。どうだった?」
「ああ。充実してたよ。」
周りの社員やバイトはそれぞれ仕事に戻っている中で、そのまま2人は話し続けていた。
「今年もいいもの貰えたか?」
「···まぁな」
「お前のその万年筆も貫禄出てきてるなー」
柳瀬のYシャツのポケットに差している“桜”を指して江川が言った。
「お前それ、ずっと大事にしてたもんな」
「····」
「あ、そういやうちのやつが次の定休日前日にでも家に来てって言ってたわ」
「ああ、わかった」
(仕事が山積みなのにスタートダッシュが遅れた。
桜井と江川のせいで。)
そんなお節介な二人のことを考えながら階段を上る柳瀬はふっと小さく笑っていた。