強引な次期社長の熱烈プロポーズ
第8章

1.飲み会



―――閉店後


オーシャンとの飲み会の為全員出社で残業せずに早々に切り上げる。

1階下からきたエレベーターの扉が開くと江川と綾が乗っていた。


「百合香~!」
「あ!お疲れ様です!!」


百合香はすぐに綾の元へと飛び乗った。


「よう。お疲れ様」
「ああ…お疲れ」

「もしかして、今日予約10人て…江川さんたちが入ってたんスか!?」
「なんだよ、悪いか?」


柳瀬と江川の間に割って入るように坂谷がそう言うと、次は綾が会話に加わる。


「別にいいでしょ!私達だって社員だし、先方さんとは親しいんだから!」
「まぁ、そうなんスけど…ちょっとびっくりしたって言うか…」

「桜井と江川はちゃっかりしてるからな」

「一緒にしないで!」
「一緒にするな!!」


エレベーター内でわいわい話していたらすぐに5階について、ぞろぞろと事務所に向かった。


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