強引な次期社長の熱烈プロポーズ
「なんかね。何がいいかわからなかったから、テキトーに用意しちゃった!」


リビングに入ると外観と同じくカントリー風のデザインに、家具までそれに合ったものですごく素敵だった。

キッチンのすぐ近くにあるダイニングテーブルには既にごちそうが用意されていて一般家庭とは思えないほどのオシャレさで溜め息が漏れた。


「座って座ってー。乾杯しよ」
「珍しいね、まどかも飲むの?」
「だって百合香ちゃんと飲むの楽しみにしてたんだもの」


そういってまどかが百合香にグラスを渡した。


「俺は車あるから」


柳瀬以外はビールを手に乾杯をして賑やかにスタートした。

< 441 / 610 >

この作品をシェア

pagetop