強引な次期社長の熱烈プロポーズ
「相変わらず仲が良いのね」
顔をあげるとそこに立ってたのは····
「「阿部さん!」」
同じタイミングで顔をあげ、同じ顔で、声を揃えて言うから美雪は笑ってしまった。
「先日はありがとうございました!」
百合香が深々とお辞儀をした。
「いいえ。喜んでくれてこちらこそ御礼を言いたかったわ」
「そんなに楽しいならやっぱりオレが行けば良かったかな?」
「坂谷くんは神野さん程興味持てなさそうだけどね」
「えっ!…バレました?」
そんな二人を見て笑う百合香の胸ポケットには2本の万年筆。
一本はあの柳瀬から贈られた花びらの“桜”
もう一本は黒に銀色のクリップのシンプルなデザインだった。
その万年筆を見て美雪は言う。
「神野さんは本当に遠慮がちなんだから···」
顔をあげるとそこに立ってたのは····
「「阿部さん!」」
同じタイミングで顔をあげ、同じ顔で、声を揃えて言うから美雪は笑ってしまった。
「先日はありがとうございました!」
百合香が深々とお辞儀をした。
「いいえ。喜んでくれてこちらこそ御礼を言いたかったわ」
「そんなに楽しいならやっぱりオレが行けば良かったかな?」
「坂谷くんは神野さん程興味持てなさそうだけどね」
「えっ!…バレました?」
そんな二人を見て笑う百合香の胸ポケットには2本の万年筆。
一本はあの柳瀬から贈られた花びらの“桜”
もう一本は黒に銀色のクリップのシンプルなデザインだった。
その万年筆を見て美雪は言う。
「神野さんは本当に遠慮がちなんだから···」