強引な次期社長の熱烈プロポーズ
3.8月1日
*
それから数日後の8月1日
「朝礼これで終わりー」
そう声を上げたのは江川。
ざわつく人の中で一人百合香に向かって走ってきた人物がいた。
「おはよう、百合香!」
「あ、おはようござ…」
「ちょ!百合香、どうして教えてくんないのっ?!」
「はぁ?」
それは綾だった。しかしどうも今朝は様子が変である。
すごい剣幕でそう言われてなにがなんだか百合香にはわけがわからない。
(お、怒っている訳じゃないみたいだけど・・・)
「だって、今日くる・・・う!!?」
後ろから綾の口を塞いだのは江川だった。
「神野さん、これ近日提出してって」
そういって差し出されたのは茶封筒だった。
それを受け取ると、江川はそのまま綾の口に手をあてたままズルズルと引きずるようにして百合香から去っていった。
それから数日後の8月1日
「朝礼これで終わりー」
そう声を上げたのは江川。
ざわつく人の中で一人百合香に向かって走ってきた人物がいた。
「おはよう、百合香!」
「あ、おはようござ…」
「ちょ!百合香、どうして教えてくんないのっ?!」
「はぁ?」
それは綾だった。しかしどうも今朝は様子が変である。
すごい剣幕でそう言われてなにがなんだか百合香にはわけがわからない。
(お、怒っている訳じゃないみたいだけど・・・)
「だって、今日くる・・・う!!?」
後ろから綾の口を塞いだのは江川だった。
「神野さん、これ近日提出してって」
そういって差し出されたのは茶封筒だった。
それを受け取ると、江川はそのまま綾の口に手をあてたままズルズルと引きずるようにして百合香から去っていった。