強引な次期社長の熱烈プロポーズ
*
「今日は会議があるからご飯食べてて」
今朝家で智がそう言うと先に出勤した。
百合香はそれから約40分遅れで家を出た。
開店してまもなく、売場の電話が鳴った。
「はい、2階神野です。え?はい、はい…わかりました」
事務所から外線を繋がれたが、どうやらその電話のお客は百合香に繋いで欲しいとの用件だったようで、たまたま電話を取った百合香は思い当たる人がいなく、首を傾げてそのまま受話器を握っていた。
「お待たせいたしました、神野です」
『あ、百合香ちゃん?!私、私ー!』
(私?!って誰?まさか詐欺じゃないだろうし···)
『あ、電話だとわかんないかー朱美!智の姉の!』
「あ、朱美さん?!」
「今日は会議があるからご飯食べてて」
今朝家で智がそう言うと先に出勤した。
百合香はそれから約40分遅れで家を出た。
開店してまもなく、売場の電話が鳴った。
「はい、2階神野です。え?はい、はい…わかりました」
事務所から外線を繋がれたが、どうやらその電話のお客は百合香に繋いで欲しいとの用件だったようで、たまたま電話を取った百合香は思い当たる人がいなく、首を傾げてそのまま受話器を握っていた。
「お待たせいたしました、神野です」
『あ、百合香ちゃん?!私、私ー!』
(私?!って誰?まさか詐欺じゃないだろうし···)
『あ、電話だとわかんないかー朱美!智の姉の!』
「あ、朱美さん?!」