強引な次期社長の熱烈プロポーズ
「え?椿から?なんだろー」
百合香が紙袋から包みを出してガサガサと包装を解く。
智はその様子を隣に座って見ていた。
「あ、素敵!」
そこにはシンプルな少し深さのある白いペアのお皿と銀色に輝いてるナイフとフォーク。合わせてランチョンマットが入っていた。
「椿··認めてくれたのかな?」
「だといいんだけどね」
さっき椿が言ったことを百合香には言わずに智は笑ってそう答えた。
「あ、あと姉さんが、百合香に『ありがとう』って。なんかしたの?」
「え?···覚えてないです」
百合香が首を捻って懸命に思いだそうとしていたが心当たりもないようで、単なる朱美の酔っぱらった言葉、と大して2人とも気にも留めずにそのまま数日が過ぎた―――。
百合香が紙袋から包みを出してガサガサと包装を解く。
智はその様子を隣に座って見ていた。
「あ、素敵!」
そこにはシンプルな少し深さのある白いペアのお皿と銀色に輝いてるナイフとフォーク。合わせてランチョンマットが入っていた。
「椿··認めてくれたのかな?」
「だといいんだけどね」
さっき椿が言ったことを百合香には言わずに智は笑ってそう答えた。
「あ、あと姉さんが、百合香に『ありがとう』って。なんかしたの?」
「え?···覚えてないです」
百合香が首を捻って懸命に思いだそうとしていたが心当たりもないようで、単なる朱美の酔っぱらった言葉、と大して2人とも気にも留めずにそのまま数日が過ぎた―――。