強引な次期社長の熱烈プロポーズ
*
「お前、なんだかんだそれずっと使ってないか?もう2年位経つだろ」
「あ?あー…なんか、わりといいんだ、これ」
「へぇ?なんか訳あり?」
「なんでそう思う?」
「いや、なんとなく?」
本当にコイツは··
江川は物凄い鈍感なやつだ。
入社して色々見てきたが、結論そう感じた。
だけど、凄いのは鈍感なくせに、妙なところで勘が働くこと。
「ある人に、言われてね。それからなんかこの“桜”が特別なんだよ」
「え?ある人って誰だよ。彼女でも出来たのか?」
「···いないよ、そんなの」
「じゃあ片想いか!」
「お前、なんだかんだそれずっと使ってないか?もう2年位経つだろ」
「あ?あー…なんか、わりといいんだ、これ」
「へぇ?なんか訳あり?」
「なんでそう思う?」
「いや、なんとなく?」
本当にコイツは··
江川は物凄い鈍感なやつだ。
入社して色々見てきたが、結論そう感じた。
だけど、凄いのは鈍感なくせに、妙なところで勘が働くこと。
「ある人に、言われてね。それからなんかこの“桜”が特別なんだよ」
「え?ある人って誰だよ。彼女でも出来たのか?」
「···いないよ、そんなの」
「じゃあ片想いか!」